Tsuyama Wataboshi Concert executive committee!

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津山わたぼうしコンサート実行委員会Webサイト.


「わたぼうしコンサート」とは
 1973年、奈良県の養護学校に通う子供達のお母さん方が始めた子供達のための「自立の家」作り運動が発端です。この学校へ通っている子供たちは学校を卒業しても行くところが無い。そして自分達は子供よりも先に逝く、だったら自立するための環境作りをしたい。そんな思いから「自立の家」作り運動が始まりました。その活動グループの名前が「奈良たんぽぽの会」。土にしっかりと根を張り、子供たち(種:わたぼうし)をやさしく社会に送り出せるようにということで名前をつけたそうです。

 いろいろな運動を進める中、あるデパートで作品展を開催。作品展には私たちが見失いがちな「生きる強さ」「心の豊かさ」「やさしさ」に限りなくあふれる数々の詩がたくさんありました。

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そしてこの作品展に手伝い(ボランティア)に来ていた学生が「奈良フォーク村」という音楽グループの一員だったのです。

この学生との出会いが、子供達の詩を「詩集」という形だけでなく、「メロディに乗せる」という試みを実現したのです。

「夢」の中の”みんな同じ空の下に生きている”という一節の下に以後、奈良県においてたんぽぽの綿のように共感の輪が全国に広がることを願って”わたぼうしコンサ−ト”と名付けられ、全国から詩を募集し、コンサ−トが毎年開催されています。

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「津山わたぼうしコンサート実行委員会」とは

 奈良から生まれたわたぼうしの種がその想いと共に全国50箇所ほどに広がっていきました。

もちろん岡山県にも複数の種が飛んできました。その中の一つが今から約36年前に津山で産声をあげました。津山わたぼうしはミニコンサートを合わせると21回開催されました。

津山わたぼうしコンサートは奈良で開催される全国わたぼうし音楽祭と同じように障害を持った方の詩を募集しその中から10編を選び曲を付け発表しています。奈良のわたぼうしの良い所を吸収し独自の活動を行っています。第17回では当時珍しかったインターネット同時配信を行いました。

 津山わたぼうし実行委員会のメンバーは様々な人たちで構成されています。福祉と全く縁のない仕事をしている人も「わたぼうしコンサート」と聞けば集まってきます。

 現在は新しい詩を募集したわたぼうしコンサートは休止中ですが、ミニコンサートや過去に開催されたコンサートの詩を使って次世代に想いを伝える活動を行っていました。
 例えば2003年には美作地区高校生ボランティアグループによるわたぼうしコンサート、翌年にもミニコンサートを開催しました。

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「今後の活動」

 今、津山わたぼうしは第17回からあと新しい活動はしていません。しかしその想いは確実に若い世代へと受け継がれています。そこで新しいステップに移る準備段階として過去開催されたコンサートの資料の収集・整理をおこなっています。過去のコンサートの資料作りを通して21年間築いてきた想いを感じてもらえればと思っています。

 そして近い将来 次の津山わたぼうしコンサートが行われる時には一人でも多くの人たちに「みんな同じ空の下に生きている」を伝えたいと思っています。